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妊活

両側卵巣嚢腫の手術でついに入院 5日間の入院ライフ

手術

入院1日目

1月末、ついに両側卵巣嚢腫の手術のため入院する日がやって参りました!人生初の入院だったので、結構緊張していましたが、旦那さんが付き添ってくれたので少しだけ緊張が和らぎつつ、病院へ向かいました。

午前11時に病院へ到着し、血液検査を受けました。入院1日目は手術前日の準備日です。
入院する部屋は、大部屋で4人部屋でしたが、同室の方達は私より少し年上の30代後半〜40代後半くらいかなーという感じの女性達でした。基本的には皆さんカーテンを閉めているので、お話しする機会はありませんでしたが、ご家族の方が面会に来られた時や、看護師さんが来られた時に聞こえて来るお話しで、何となくの病状や、これから手術なのかなーとか、終わったばかりなのかなーとか分かってしまう感じでした。勝手ながら、私以外にも婦人科系の病気で頑張っている方達がいるんだ!と勇気づけられていました。

12時にお昼ごはん、夕方18時半に夜ごはんを、ラウンジに移動して同じフロアの患者さん達と一緒に病院食を頂きました。両側卵巣嚢腫以外、特に持病もない私は食事制限もないためか、日頃自分で食べている量の倍ぐらいてんこ盛りのごはん!悪戦苦闘している私の向かいに座っていたおじいさんは、同じ量をものの10分程度で平らげてささっと薬を飲んで病室へ戻っていきました。(早っ!私より元気そう!)

初めての浣腸体験

ごはんは多くて少し残してしまいましたが、食べ終えて19時半頃病室へ戻ると、看護師さんが来て「浣腸するので、お部屋移動しましょうー」と。

え!初浣腸なんですけど!!心の準備できていないんですけど〜!!
とは言えず、「あ、・・はい」と看護師さんに誘導されるまま別室へ。明日の手術に備えて、腸内をきれいにしておく目的みたいです。
看護師さんはもうすっかり手慣れてる感じなので、サクサクと準備を進めてまして「はーい、じゃあそこのベッドに横向きに寝て、こっちにお尻出してくださーい」と。ここで私の緊張を察知したのか「あれ?浣腸は初めて?」と聞いてくれました!

「はい!初めてです」と言うと、「そっかー!全然痛くないから大丈夫よー!お尻の力抜いていてねー。ちょっとあったかい液体が入って来て、すぐトイレ行きたい感じがして来ちゃうんだけど、それを少し我慢してもらってから、おトイレ行ってねー!全部出切らなくても平気だから無理して出さなくていいからねー」と優しく教えてくれました。

早速、浣腸注入!
「は!確かにあたたかいオイルみたいな感じのものが入って来る!」と思っていたのも束の間、確かにすぐにトイレ行きたいかも!ってなりました。
頑張って堪えていると、看護師さんが「はい!終わりでーす。じゃあお洋服来て戻って大丈夫ですよー」と終了の合図。
「ありがとうございましたー」と部屋を出て自分の病室へ戻ろうと思ったのですが、我慢ならず、そのままトイレへ直行しちゃいました。笑

もっとちゃんと我慢タイムを長く取れれば、もっといっぱい出たのかもしれませんが、あれは我慢できる気がしませんでした。まぁまぁ出たので良しとして、病室へ戻りました。

翌日はついに手術なので緊張して眠れない人も多いらしく、寝る前に軽い睡眠薬を飲むよう処方されました。緊張する間もなく、薬を飲んですぐ爆睡。目が覚めたらもう朝でした。

手術日当日(入院2日目)

ついにこの日がやって来た!旦那さんも会社を休んでくれて、朝8時には病室へ来てくれていました。
9時まではスポーツドリンクか水が飲めましたが、それ以降は絶飲絶食です。9時になったら、看護師さんが来て、手術着に着替えるよう指示がありました。パンツ1枚の上に手術着を来て、血栓予防の着圧靴下を履いて、シャワーキャップのような物を頭にかぶって、準備完了!いよいよ感が増して来ました。ドキドキ。

9時半になり、看護師さんが「じゃあ、手術室へ向かいましょう!」と来ました。看護師さんと旦那さんと一緒にエレベーターに乗り、階を移動。
(私これに驚いたのですが、手術前って自分で歩いて手術室へ行くんですね!ドラマとかではストレッチャーに乗せられて入って行くイメージだったので、なんか自らの足で手術台まで上がることになろうとは全く思っていなくてびっくりしました)
手術室前に着いたら、自分の名前と生年月日を伝えて、患者に間違いがないかのチェックをされました。
旦那さんとはここで一旦バイバイです。旦那さんは10時〜13時まで約3時間手術が終わるまで待機室で待つことに。手術が終わったら、看護師さんから携帯に電話があって呼び出されて、術後の結果などを聞かされると言う流れです。

手術室の中へ

旦那さんに「頑張れ!」と背中を押されて、手術室へ入りました。初の手術室は本当にドラマで見るような緑色の世界。スリッパを脱いで手術台へ上がると、手術台がほんのり温かい!これにまた驚き。(勝手に手術台ってひんやり冷たいんだろなーと思い込んでいました)

若い女性の看護師さんが「麻酔をいれる点滴を付けますねー」と手の甲に針を注入。そして鼻と口からも麻酔を吸入するための器具を付けられました。この器具を付けた後、「じゃあ点滴から麻酔を入れていくので、少し冷たく感じますよー」と言われて「はーい」と言って数秒後、ひんやり感を感じて看護師さんの顔を見上げると、「聞こえますかー」と言う問いかけがものすごーく遠くから聞こえる感じがして来て、それに答えられたかどうかは全く思い出せません。麻酔が一気に効いたんですね。

「○○さん、○○さん!」と声が聞こえて来て、ぼんやり目が覚めると、執刀医の先生が目の前にいて、「無事手術が終わりましたよー。麻酔ももうすぐ覚めるので、病室へ移動しますねー」と。

「え?もう終わったの?」と言う感じでした。眠っていた時間も一瞬に感じました。本当に私は深い眠りについていただけで、その間に手術が終わっていたなんて、痛みも感じなかったし、声も音も何も感じませんでした。

手術が終わって・・・麻酔の副作用が

病室へ戻ると、旦那さんがそこにいて「お疲れ様ー、頑張ったねー!」と声をかけてくれました。私はまだ麻酔がとれかけという感じで、ぼんやりしていたように思いますが、旦那さんの顔を見てホっとしたのは覚えています。

ですが、旦那さんと少し言葉を交わしているうちに急な寒気が。歯がガチガチするくらいの寒気がやって来たかと思うと、吐き気も!
「うゔー寒いー、気持ち悪いー」そう旦那さんに何回も伝えた気がします。
ナースコールですぐに看護師さんが来てくれて、「麻酔の副作用だからねー、お布団と、吐くのに入れ物持って来るねー」と。
この副作用が思いの外、辛かったように記憶しています。旦那さんは心配して付き添っててくれようとしましたが、寒さと吐き気で話せそうもなかったし、次の日仕事もあったので「ありがとう。今日はもう帰って大丈夫だよ」と伝えてバイバイしました。

この後は、看護師さんがお布団を重ねてかけてくれて、おけを抱えてしばらく吐いていた気がします。

麻酔が切れた後は術後の痛みと熱・・・

そして次の段階へ。麻酔が完全に切れて手術した箇所の痛みを感じるように!い、痛い、、、!
それはそうですよね。腹腔鏡手術とはいえ、お腹を切っているので痛くないわけないです。そして、熱が出て来ました。これも手術後の傷から来る熱なのでしょうがないんですけど、39℃くらいの熱が出ました。

夕方から夜にかけて、痛みと熱が辛くて、ナースコールで何回も看護師さんを呼んでは、「痛み止めとアイスノンをお願いします」とお願いしました。
何回呼んだかは定かではないですが、痛くて眠れなくて痛み止めの点滴を打ち続けて欲しかったのですが、これ以上は打てないみたいな決められた量があるそうで「今はまだ打てないんですよ。もう少し時間が空いてから入れますね」となだめられ、痛みに耐える時間が長く感じました。

深夜になっても痛みで眠れず、眠れない夜ってこんなに長いんだと痛感しました。。。でも看護師さんが悪いわけではない。なのに何回もナースコールして本当にごめんなさい。本当に手術日当日の夜が熱と痛みのピークでした。

術後の傷が痛くて寝返りも思うようにうてないし、かと言って病院のベッドのマットレスが変に柔らかくて腰が痛くなる。動きたいけど動けない。
そして、手術中に入れられていた尿をとるチューブ、これが慣れないからか違和感がすごくて、これはこれで痛くて、すぐにでも取りたいと看護師さんに伝えたのですが、自力でトイレまで歩けるようにならないと外せないから、最低でも明日の朝までは我慢して欲しいと・・・。ううゔー我慢の嵐。
ほぼ眠れないまま朝を迎えました。

入院3日目(手術後1日目)

朝検温にきた看護師さんに、また尿のチューブを取りたいと伝えた私。(どんだけ取りたいんだよ!笑)

すると看護師さんが、「じゃあ、お部屋のトイレまで歩いてみますか!」と。(やったー!!)
しかし、トイレまで歩くということは、「①ベッドから起き上がる②立つ③歩く」をクリアするということ。果たしてできるのか!?

まずベッドから体を起こすのが本気で痛い。腹筋を使うと傷がぁぁぁ!となります。ですが、意地で起きました。そして、立つ。これは点滴をぶら下げているガラガラを支えに立つので、そこまで辛くなく立てました。そして、歩く!、、、くぅ!痛い!!
大きく1歩とかは絶対無理です。半歩、半歩、半歩くらいをめちゃめちゃゆっくりでなんとか進めるレベルです。
けれど、なんとか意地でトイレまで辿り着くことができたのです!(やったー!!)看護師さんにも「術後1日で歩けるなんてすごーい!」と褒めてもらえました。(わーい!!)

ということで、晴れて尿のチューブを外してもらったのでした。物凄い開放感!もう絶対入れたくないと心に誓いました。笑

入院4日目(手術後2日目)

尿のチューブも取れて、繋がれているのは点滴のみ。今日からシャワーも入って良いと許可が出ました!
でもシャワーを浴びるってことは、お腹の傷を見るってこと!?
実は術後からまだ1回も自分で傷を見ていませんでした。怖かったんです。でも、シャワーは浴びたいので覚悟して、シャワー室へ。パジャマを脱いで、腹帯を恐る恐る外しました。、、、傷は、4箇所。おへそと、下腹部に3箇所。4箇所とも防水の白い傷テープが貼られていて、生々しい傷は見なくて済みました。傷テープに血が少し滲んではいましたが、ちょっと安心しました。

防水の傷テープだったので、そのままシャワーを浴びても傷に染みることもなく、久々のお風呂にさっぱり!

明日には退院予定だったので、シャワーを浴びた後は、ひたすらリハビリのため、病院の廊下を歩く、歩く、歩く、それのみ。
痛いんですけど、早く病院から帰りたくてその一心でリハビリに励みました。でも、実際問題こんな痛くて家に帰れるの!?とも思ってました。笑

後もう一つの課題が、ごはん。術後1日目は、手術日絶食していたことと、ほぼ動けなかったことで食欲がなく、ごはんを食べ切れませんでした。
でも退院するためには、点滴が外れることがマスト。点滴を外す条件はごはんを食べ切れることがマストとのこと。(でも、入院1日目の無傷の時でさえ食べ切れなかったあの量を食べきるって、、、鬼)
でも夜ごはんで出た白いごはんを、無理くり食べてやりました!!!お腹の傷が裂けるんじゃ!?と思うくらいお腹一杯になりましたが、これで晴れて点滴も卒業することができました。

夜、担当医の診察があり、診察室へ移動。そこで初めて術後、卵巣はどんな状態だったか、切った卵巣の写真を見せてもらいました。

やはり皮様嚢腫だったようで、腫瘍の中に髪の毛と脂肪が入っていました。(お風呂の排水溝よりやや少ないレベルの髪の毛の量に驚き!)卵管の注水検査は問題なく通水したので、卵管に詰まりはなかったとのことです。(良かったー!)そして、腫瘍の一部を病理検査に回し、後日良性か、悪性か確認して教えてくれるとのことでした。

最後に、「じゃあ、傷のテープを外します。」と。
ええええーーー!!!怖い!!痛そう!!外すの早くない!?と思ったのですが、消毒もするそうなので、致し方なくベッドに横たわり意を決しました。
「ペリ、ペリ、ペリ、、、」先生は躊躇なく剥がしていきます。そして案外痛くない!!!傷を塗った糸は自然と溶ける糸にして下さったそうで、抜糸もなく、消毒も全然染みませんでした。(ホーッ、よかったー)
新しい傷テープを貼り直していただいて、診察と処置完了。翌日退院OKの指示が出ました。
それにしても人間の体の治癒力ってすごい!!今回の手術を経験して本当に驚きました。

入院5日目(退院日)

朝10時。旦那さんが迎えに来てくれて、退院手続きへ。

お腹の傷がまだ痛いため、ズボンのボタンは閉められずちょっと開けたまま、トップスで隠す感じで着替えました。

重い荷物も旦那さんが先に車へ運んでくれて、入院費用を会計窓口で精算し、ついに退院です!!

久々の外ーーー!!気持ちいいーーー!!でもお腹いたーーい!!笑

なので、おばあちゃんにも追い抜かされるレベルの歩行速度でそろりそろり歩いて車に乗り込み、無事自宅へ帰宅しました。(車の振動も地味に痛い!)

退院から1週間後に、最後の診察を受けに病院へ行き、病理検査の結果、腫瘍は良性だったこと、そして術後の経過も良好で職場復帰も可能と判断いただきました。

会社へ復帰したのは、退院してから10日目のことでした。もうこの頃には、普通の速度で歩くことは可能なまでになっていました。(走るのは振動が痛むのでまだ無理でした)

でも、日を増すごとに着実に傷が癒えていくのを体感しました。

最後の診察で、先生から「妊活も再開して大丈夫ですよ」と承諾を得ていたので、旦那さんと相談して、「傷の痛みが無くなったら、徐々に妊活もまたゆっくり始めようか〜」となりました。

実際には、退院したのが2月の頭でしたので、妊活再開は3月からでした。

妊活再開後の経過については、また次のブログでお話しさせて頂きます。

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スー
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30代半ば女子。バナナが大好きで毎日豆乳バナナミルクをを飲んでいます。 アラサーを迎えて婚活、結婚、妊活、、、等を自分なりに乗り越えてきた中で感じたこと、気づいたことを綴っています。

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